【人事担当者向け】導入している企業増加中!チームビルディングの重要性とは?目的や注意点を解説!

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チームビルディングについて

昨今、個人のスキルだけでなく、チームの能力と組織力を高めるために「チームビルディング」に力を入れる企業が増えています。本記事では、「チームビルディング」を深掘り、意味や目的、メリットなどについて紹介します。

理想的なチームがもっているものとは何か?

人事のデータ活用に積極的なGoogleが『生産性の高いチームが持つ共通点に関する調査』を行った結果、『心理的安全性こそがチームの生産性を高める唯一無二の成功因子である』ことが証明されました。

心理的安全性がある状態とは、意見やアイデア、質問、感情などをお互いに気兼ねなく発言できる状態や雰囲気のことを指します。

心理的安全性があると、メンバーが平等に発言することができたり、深い話し合いやタフな議論を行うことができるため、戦略的に生産性の高いチームを作り上げることができます。

そのため、経営者や人事担当者は心理的安全性の高い環境を意識的に構築し、維持するように心掛ける必要があるのです。

しかし、心理的安全性を感じられるチームであれば良いかというと、それだけでは不十分です。

「何でも気兼ねなく発言できる雰囲気づくり」のみを意識して、愚痴を言い合ったり、怠けた態度を取っても良いという環境を作ってしまっては、チームの生産性は下がってしまいます。

ここで重要なことは、心理的安全性に加えて、メンバー同士の信頼性やチームの目標と計画を共有することです。チームの目標が明確で、全員が目標に対してコミットメントしていると信頼し合っているという前提があるからこそ、心理的安全性が有効に機能するのです。

チームビルディング研修について

チームビルディングを高める方法として、チームメンバー同士で対話・ゲーム・アクティビティ・スポーツの実施などがあり、それぞれ単独で実施することも1つの方法ですが、これらを組み合わせて「研修」という形で実施することも効果的です。

チームビルディングの研修を実施する場合は参加者に何を身に付けてもらうのか等の研修の目的を明確にして共有することが大切なので、具体的にどんな目的をもってチームビルディング研修を行うべきかについても説明します。

チームビルディングの目的

「チームビルディング」を実施する目的は大きく分けて6つあります。

①内定者や若手社員の主体性などを養う

内定者や新卒社員に、能動的に仕事をする大切さや主体性、上司や先輩とのコミュニケーション方法など、社会人の基本をインプットしてもらいましょう。

②中堅社員のリーダー力や変革力を育成する

入社3年目以降のいわゆる中堅社員は、マネジメント層と若手社員の現場の間に立つことが多くなるため、橋渡し役としてうまくチームを機能させる必要があります。

また、マネジメント層が目指すビジョンと現場の実態を把握し、目標達成に向けて組織を動かしていかなければならないため、チームビルディングによって、指導力や変革力など、将来のマネジメント層に向けた必要な能力を育成することが大切です。

③責任者・管理者の体制づくりをサポートする

組織の責任者や管理者は、経営層の考えを部下に伝えることが求められます。

チームビルディングを実施すると、マネジメントする部署内の目線を合わせながら目標達成に向けた体制を構築することができるので、部下の育成にもつながります。

④経営層やマネジメント層のビジョン発信を行う

チームビルディングを行うことによって、各社員のフェーズに合わせたビジョンの共有が行えて、社内やチーム内への浸透度の向上につなげることができます。

⑤チームパフォーマンスの向上を図る

チームビルディングを実施することによって、チームの目標設定や各自の役割の明確化、業務プロセスの可視化や相互理解を促進することができるので、メンバー内の結束を高められます。

また、チームビルディングにゲーム性を持たせると、楽しさが生まれ、メンバー同士は能動的にコミュニケーションを取るようになります。

円滑にコミュニケーションが取れるようになると、チーム内の業務効率が上がるだけでなく、新たなアイデアも生まれやすいのでチームパフォーマンスを向上させることができます。

⑥適切な人材配置を実現する

チームビルディングを行うことで、メンバー同士の価値観や考え方を把握することができます。

各メンバーに対する理解が進むことで、リーダーは最適な人材配置を実現できます。

チームビルディング研修の流れ

以下で研修の主な流れを記載しているので、確認してみましょう。

①メンバー同士でフェアな関係性を構築する

・アイスブレイクで上司やリーダーなど上位にあたる人物から自己紹介を行う

・研修中では全員の発言機会を均等にすることを伝える

②個人の考えや価値観を共有する

・今回の研修を通じてどのような成長を目指しているのかについてオープンに語り合う

・各々が大切にしている価値観や、価値観を形成するきっかけとなった出来事を話し合う

③助け合うことで道が拓けることを理解する

・ゲームなどを活用してチームプレイを体感する

④これらがチーム力を育むということを理解する

・運営側がチームビルディング研修の目的を改めて伝える

・研修の最後に、感じたことや自身の心境の変化などについて語り合う

チームビルディングを行う際の注意点

チームビルディングを行う際に気を付けるべき注意点もあります。

よりよいチームビルディングが出来るように改めて確認しましょう。

①強制的な目標を押し付けない

やらされ仕事だと感じるメンバーが多いほど、チームのパフォーマンスも低下します。

目標設定をする際は強制するのではなく、メンバーに取り組みたいこと等をヒアリングして、各々が能動的に取り組める目標を設定できるように心がけましょう。

②メンバーに丸投げしない

メンバーの仕事に対して自由を与えることも大事ですが、ただ丸投げで業務を渡してしまうとやらされ仕事になる可能性が高くなります。

課されたミッションや業務の意味を丁寧に説明する取り組みが大切です。

③最良のチーム編成を考える

チーム編成は、単に人数が足りていればいいというわけではありません。

個々の適性に対して誤った配置をしてしまうと、メンバー同士の対立やチーム内のパフォーマンス低下を生むことになりかねないので、メンバーぞれぞれのスキルや能力、関係性を考えたチームづくりを行うことが重要です。

まとめ

チームビルディング研修を行う際は、理想のチームを育むことを忘れずに、「心理的安全性」「相互の信頼性の獲得」「目標と計画の共有」を行いましょう。

理想のチームを作るには時間がかかりますが、共通の体験や、日々悩みながら進んでいくことを通して、徐々に育まれていきます。

メンバーの価値観を深く理解するための対話や、ちょっとしたゲームによるコミュニケーションは、日常の業務時間の中ではなかなか実施できないことですが、チームビルディング研修という形式にすることで、チームメンバーやチームの目標とじっくり向き合う時間を作ることが可能になります。

研修の目的を明確にして参加者と共有することで、メンバー全員がチームビルディングの重要性について意識するきっかけになりますし、チームの理想の状態についての認識も合わせることができるようになります。

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