【新入社員Vol.1】新入社員が「やばい」と感じたときの対処法|信頼関係を構築して教育するための方法を解説

新入社員の言動から、「やばい」と感じてしまうケースは増えています。面接では見抜けなかった「素の部分」が浮き彫りになると、社会人として問題があると判断されることも多いです。企業はそういった「やばい」特性を持つ新入社員に対して、適切な対応を取って優秀な人材へと導いていく必要があります。

本記事では新入社員が「やばい」と感じる原因や対処法、NG行動などを解説します。

新入社員を「やばい」と感じる原因とは?

入社した新入社員の言動から、思わず「やばい」と感じてしまうケースは珍しくありません。「やばい」と感じる際には何かしらの原因があり、特定して解決方法を考えることが重要です。以下では、新入社員を「やばい」と感じる原因を解説します。

社会常識が通用しない

新入社員が社会的に非常識な言動を取ったとき、「やばい」と感じるケースは多いです。例えば、先輩や上司にタメ口で話したり、失敗をしても謝罪しなかったりすると、どうしても「やばい」という印象を拭えないでしょう。

社内だったからよかったものの、これが取引先の現場だった場合を想像すると「やばい」という印象は強くなります。社会に出たばかりのため、ビジネスマナーを知らないことは仕方ありません。しかし、一般常識が欠けている場合、「やばい」と感じることになるでしょう。

学生気分をそのまま社内に持ち込んでいる

新入社員のなかには、学生気分をそのままに社内に持ち込んでくるケースもあります。業務中にスマートフォンを使用したり、興味のない分野の仕事を拒否したりと、さまざまなパターンが想定されます。遅刻が当たり前になっている人も多く、ほかの従業員に迷惑をかけることも想定されます。

ある程度学生気分が抜けきらないことはありますが、それを理由に好き勝手する新入社員は、「やばい」と判断されるでしょう。

仕事への熱意ややる気がないことを隠さない

仕事への熱意がないこと、やる気がないことを隠さない新入社員も、「やばい」と感じるでしょう。仮に仕事が嫌でも、表面上は取り繕って対応するのが大人・社会人です。しかし、新入社員のなかにはやる気がないことを公言したり、仕事内容によって対応を拒否したりといったケースがあります。

そういったやる気のなさを隠さずに堂々としている新入社員も、会社としては「やばい」人材になります。

先輩や上司に失礼な態度を取る

先輩や上司に対して失礼な態度を取り、それを悪いと思わない新入社員も、「やばい」人材に該当します。先輩や上司とのコミュニケーションを通して、ビジネスにおける基本的なマナーを学ぶのが一般的です。そのコミュニケーションで失礼な態度を取り続ける場合、成長の見込みもなくなってしまうでしょう。

新入社員を担当する先輩や上司もストレスが溜まり、職場の雰囲気が悪くなる恐れがあります。新入社員が気づいていない場合には指導できますが、失礼な態度を自覚して取っている場合には、対応が難しくなるでしょう。

予測不可能な行動をする

新入社員のなかには、常識では測れない予測不可能な行動を取る人もいます。業務中にも関わらず勝手に休憩を取る、叱られたことを理由に帰宅するなど、自分勝手な行動が目立つ場合、「やばい」と感じてしまうでしょう。予測できる行動であれば、事前に対処法を検討できます。

しかし、常識から遠く離れた予測不可能な行動に対しては、対応が後手に回ってしまうでしょう。場合によってはトラブルの発生につながるケースもあるため、扱いが難しくなります。

新入社員が「やばい」と感じたときの対処法

新入社員が「やばい」と感じたときには、いくつかの対処法が考えられます。事前に対処法を確認し、適宜導入するのがポイントです。以下では、新入社員が「やばい」と感じたときの対処法を解説します。

まずは新入社員を理解する

新入社員が「やばい」と感じたときには、まず個人を理解することに時間を割きましょう。「やばい」と感じてしまうと、どうしても理解する気持ちを失ってしまいがちです。しかし、なぜ新入社員がその言動を取ったのかがわかれば、適切な対応方法が見つかる可能性があります。

新入社員と話をする機会をつくったり、改めて面談して職場の印象を聞き出したりして、理解を深めていくのが1つの方法です。

考え方や行動の原因を探る

新入社員の考え方や行動の原因を探るのも、「やばい」言動に対応する1つの手段です。新入社員が「やばい」と感じる言動をする裏には、何かしらの原因がある可能性があります。状況によっては新入社員の考え方を知ることで、改善に向かうことも可能です。

会社の風潮やルールに問題がないか見直す

新入社員が「やばい」と感じたときには、会社の風潮や職場のルールに問題がないか見直すのも重要です。新入社員の言動は、時流に合わない風潮やルールへの反発が原因のケースもあります。ほかの従業員から見ても、会社全体に問題のある風潮やルールがある場合には、この機会に改善・撤廃を検討することがポイントです。

もちろん、会社に問題があったとしても、周囲に迷惑をかけるような方法で反発することは間違いです。風潮やルールの見直しを進めつつ、その点を新入社員に伝える必要もあります。

安易に叱らずよい部分を見つけ出す

新入社員が「やばい」言動したときに、叱りつけるのは簡単です。しかし、ただ叱るだけでは、多くの場合同じ言動を繰り返すことになるでしょう。そのため先輩や上司は安易に新入社員を叱らず、あえてよい部分を見つけ出して褒めることも重要です。

よい部分を褒めつつ、直すべき部分を指摘することで、新入社員が素直に話を聞いてくれる可能性が高まります。叱ったあとのケアの一環として、褒めることも意識するのがポイントです。

新入社員向けの指導方法を考案する

「やばい」と感じる言動が多い新入社員には、特別な指導方法を考案することも1つの方法です。新入社員向けの指導や勉強会などは、事前に準備できているケースが多いでしょう。しかし、規格外の新入社員に対しては、従来の方法では効果が見込めない可能性もあります。

そこで新入社員向けの指導方法を考案し直し、より高い効果を引き出せる手法の導入を検討してみましょう。そもそも、新入社員への指導が形骸化し、古い内容になっている場合には逆にデメリットになるケースもあります。この機会に新入社員に対するサポート方法・指導のやり方を振り返り、改善するのもおすすめです。

「やばい」新入社員がいるときのNG行動

「やばい」新入社員が入社した際には、既存社員の行動も重要となります。新入社員に対する言動の選択を誤ると、早期退職などにつながるリスクもあるでしょう。以下では、「やばい」新入社員へのNG行動について解説します。

感情的になって叱る

「やばい」新入社員に対して、感情的になって叱るのは代表的なNG行動です。怒りのままに叱っても、新入社員の心には響かず、ただ「怒られた」という事実だけが残る可能性が高いです。それでは何も解決せず、再び同じ問題を繰り返すことになるでしょう。

また、感情的になって叱ってしまった側も、後悔の気持ちに悩まされるケースがあります。メンタルに負荷がかかり、仕事に支障が出るケースも想定されるでしょう。そのため新入社員に対して、感情的にならないようにアンガーマネジメントを徹底させるのも重要です。

明確な指示を出さない

「やばい」新入社員に対して明確な指示を出さないと、トラブルを招く行動を起こす可能性が高まります。コミュニケーションに難がある相手に、指示を出すのは難しく感じるでしょう。しかし、だからといって曖昧な指示に留めると、新入社員は職場に馴染めずより問題のある「やばい」言動に走る可能性があります。

「取りあえず待機してて」「まずは見て覚えて」といった曖昧な指示は、新入社員を困らせる原因になります。何をすべきなのか、どんな仕事をこなすべきなのかは、しっかりと伝えるのが重要です。

「新入社員=使えない」といった偏見を持つ

先輩や上司が「新入社員=使えない」という偏見を持っていると、正しい人間関係が構築できない可能性が高まります。これまで新入社員に悩まされた経験を持つ人は、「使えないから関わりたくない」という認識を持つケースがあります。しかし、そういった偏見は新入社員を萎縮させて、職場への定着率を下げる原因になります。

まずは既存の従業員の意識を調査し、新入社員に対してどのような感情を持っているのか確認するのも対策になります。必要に応じて先輩や上司に対しても教育を実施し、新入社員との接し方を勉強してもらう方法も検討してみましょう。

コミュニケーションを軽視する

新入社員とのコミュニケーションを軽視し、業務上だけの付き合いになると、「やばい」言動が収まらない可能性が高まります。職場におけるコミュニケーションは、業務を円滑に回すための地盤になります。それは新入社員が相手でも同様で、普段からコミュニケーションが取れていないと、上手く連携して仕事ができません。

先輩や上司は仮に相手が「やばい」と判断される新入社員であっても、積極的にコミュニケーションを取っていく必要があります。一緒に休憩したり、業務中に些細な雑談を挟んだりすることで、少しずつ新入社員の心がほぐれていく可能性があります。

何もせず放置する

「やばい」新入社員に対して、何もせずに放置するのは、最大のNG行動です。指示がなく手持ち無沙汰になると、新入社員は自分が必要とされていないと感じてしまいます。それは「やばい」言動を悪化させたり、退職につながったりするリスクがあります。どれだけ業務が忙しくても放置せず、しっかりと仕事を与えるのが重要です。

新入社員には研修による教育がおすすめ

「やばい」新入社員に対応する際には、研修を利用した教育がおすすめです。研修なら体系的にビジネスマナーや、仕事への姿勢を学んでもらえます。それは「やばい」言動を抑え込み、企業に適応するきっかけになり得ます。以下では、新入社員における研修の有効性や詳細を解説します。

新入社員研修のメリット

新入社員研修には、新入社員である本人に対して多くのメリットがあります。研修を受けることで働くことの重要性・必要性を理解したり、社会人としての自覚を芽生えさせたりできます。また、企業理念を浸透させたり、注意すべきトラブルの原因について把握してもらったりも可能です。

新入社員研修を受けたという事実は、自信を持つきっかけにもなります。新入社員の「やばい」言動は、自信がないことの裏返しであるケースも多いです。そこで研修を実施し、知識・技術とともに自信をつけてもらうことで「やばい」言動を改善できる可能性があります。

新入社員研修の内容

新入社員研修では、さまざまなカリキュラムを構築して実施します。例えば、以下のものが、新入社員研修の内容として考えられるでしょう。

  • ビジネスマナーの基本を学ぶ内容
  • コンプライアンスに関する内容
  • 会社の理念や経営方針を理解してもらうための内容
  • 業務に役立つ実践的な知識・技術を学んでもらうための内容

目的に応じて、新入社員研修で必要となる内容は変わります。新入社員研修を実施する際には目的やゴールを先に設定し、それに合ったカリキュラムを組むのがポイントです。

新入社員研修を実施する際のポイント

新入社員研修を実施する際には、事前準備や効果測定などについて考えておくのがポイントです。いきなり新入社員研修を実施しても、高い効果を得るのは難しいです。自社の課題や新入社員の特性を分析し、どのような研修が必要なのか考える事前準備が必要になるでしょう。

また、研修後の効果測定がスムーズに行えるように、情報収集の方法や分析手段を明確にしておくのも重要です。新入社員研修をただ実施しただけでは、意味がありません。新入社員研修による効果を実感できてはじめて、意味があったと言えるのです。

新入社員研修なら「キューズフル」にご相談ください

新入社員研修を実施するのなら、豊富な実績を持つ「キューズフル」にご相談ください。「キューズフル」は累計1,000件以上の実績と、高い成果を実現してきた企業研修のエキスパートです。企業ごとに最適な新入社員研修カリキュラムを提案し、高い効果を引き出すお手伝いができます。

また、同時に助成金の活用プランも提案できるため、新入社員研修にかかるコストを抑えるサポートも可能です。この機会に新入社員研修と助成金についての詳細を、ぜひ「キューズフル」でご確認ください。

まとめ

新入社員のなかには、さまざまな理由から「やばい」と感じてしまう人がいます。そういった「やばい」新入社員を放置していると、職場に多くのデメリットを与えるリスクがあります。早急に対処法を考案し、新入社員との関係性を良好なものとする努力が求められるでしょう。

この機会に「やばい」新入社員の特徴をチェックし、具体的な対処法を考えてみるのがおすすめです。「やばい」新入社員がいる場合には、新入社員研修の内容を見直してみるのもおすすめです。新入社員研修の内容が充実していれば、社会人としての自覚が芽生え、仕事へのモチベーションが高まる可能性もあります。

「キューズフル」なら、最適な新入社員研修をご提案し、貴社の教育課題や採用課題へのサポートが可能です。お気軽にホームページから、新入社員研修についてぜひお問い合わせください。

お問い合わせ・無料資料DLはこちら

弊社では、企業研修企画×講師派遣×助成金申請代行を一括サポートする「研修・助成金サポート」を提供しております。

ご興味のある方は、下記URLより無料資料をダウンロード、お気軽にお問い合わせ・ご相談くださいませ。