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【社内研修Vol.12】おすすめの社内研修カリキュラム10選。テーマ別に徹底解説します

社内研修には豊富な種類があるため、適している研修がわからず悩まれてはいませんか。テーマや内容など選択する基準がわからないまま研修を実施しても、効果が現れないだけではなく、研修費用まで無駄になりかねません。

そこで本記事では、おすすめの社内研修カリキュラムについて解説します。現在、社内研修をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

社内研修におすすめのカリキュラム10選

新入社員や課長・部長を対象に、企業では多くの研修が実施されます。研修は、人材育成や企業の成長には欠かせません。それぞれのポジションに合った研修で能力や知識を深めるためには、どのような内容の研修が適切なのでしょうか。

ここでは、社内研修におすすめのカリキュラムについてくわしく解説します。

①ビジネス文書研修

ビジネス文書研修とは、ビジネスの場で用いられる文書を作成するためのスキルを磨く研修です。文書の媒体は、デジタルと紙のどちらでも問題ありません。ビジネス文書研修では、以下のようなカリキュラムが取り入れられています。

  • 相手に伝わりやすい文章の書き方
  • ビジネスメール・資料作成力向上の方法
  • Wordなどの文書作成ソフトの扱い方

ビジネス文書を正しく作成するメリットは、取引相手に対して失礼にならないだけではありません。わかりやすく効果的な宣伝や、販売ができるようになるメリットもあります。ビジネス文書を作成する方のなかでも、特に事務や営業、広報に関わる方におすすめです。

②レジリエンス研修

レジリエンスとは、ストレスやプレッシャーに打ち勝つ力です。例えば、新しいことを始めるときや重要な業務を行うときに発揮されます。レジリエンス研修では、このようなレジリエンスが高められます。レジリエンス研修で多く採用されているカリキュラムは、以下のとおりです。

  • レジリエンスについての深掘り
  • ストレスやトラウマについての学習
  • ストレスのかかるシーンの擬似体験

ストレス社会に耐えられるメンタルを育成するだけではなく、新たな挑戦ができる社員を育成できます。そのため、営業や接客業に関わる会社だけではなく、イベント企画を考える会社にもおすすめです。

③ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修は、ビジネスシーンの中で大切な立ち居振る舞いや言葉遣い、清潔感のある服装の選び方や表情の作り方などを学ぶ研修です。社会人の基礎を学ぶ研修で、8割以上の会社が新入社員研修で取り入れています。カリキュラムの例としては、以下が挙げられます。

  • 社会人としての意識づけ
  • 社内外のコミュニケーションにおける注意点
  • 名刺交換や電話対応、顧客訪問の際に気をつけるポイント

なお、ビジネスマナー全般を習得するビジネスマナー研修は、社会人に関する知識や経験が浅い新入社員におすすめです。

参考:HR総研:人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告【新入社員研修編】

④コンプライアンス研修

コンプライアンスとは、倫理性や公平性を保つための行動や取り組みを指します。例えば、法律違反にならないように気をつけたり、ハラスメントを起こさないようにしたりする配慮が挙げられます。コンプライアンス研修には、以下のようなカリキュラムが採用されます。

  • 個人情報保護法と個人情報の取り扱い方
  • 不意に著作権や特許権を侵害している業務上の事例
  • ハラスメントに該当するものを理解するためのディベート

昨今、コンプライアンスの規制が厳しくなっています。意図していなくても、コンプライアンス違反に該当する恐れがあるので注意しなければなりません。新入社員だけでなく、業務に慣れてきた中堅社員や管理職にもおすすめです。

⑤キャリアデザイン研修

キャリアデザイン研修とは、自分自身のキャリアを振り返りつつ、今後のキャリアを組み立てていく研修です。どんなスキルを身につけて、どんなキャリアを歩みたいかを見直します。なお、キャリアデザインにおいて多く採用されるカリキュラムは以下のとおりです。

  • 自己分析による長所の理解
  • ワークライフバランスに向き合う講座
  • 今後のキャリアプランの組み立て講座

キャリアデザイン研修のメリットには、社員の目標の把握やモチベーションの向上などが挙げられます。10年ほどのキャリアを持つ中堅社員が多数在籍する会社におすすめです。

⑥プレゼンテーション研修

プレゼンテーション能力とは、自分の意見や商品の魅力などを相手に伝える能力を指します。このプレゼンテーション能力の向上を目的としているのが、プレゼンテーション研修です。カリキュラムとしては、以下のような内容が主流です。

  • プレゼン資料を作成するための情報収集の方法とプレゼンターとしての心構え
  • わかりやすい資料やスライドの作成方法
  • 作成した資料によるプレゼンテーションの模擬体験

プレゼンテーション研修で、高い営業力や論理的思考を持った社員の育成ができます。自社商品の営業を資料やスライドで行う会社におすすめです。

⑦コミュニケーション研修

業務を円滑に進めるためには、スムーズなコミュニケーションが必要です。そうしたコミュニケーション能力を身につけるために、コミュニケーション研修を行います。カリキュラムは多種多様で、代表的なものは以下の通りです。

  • 質問力を鍛える講座
  • 聞く力を身につける講座
  • 社員同士でのディベート

ほかにも、ゲーム性に富んだものや社外で行うものまで幅広く存在します。会社に入って日が浅い、新入社員やコミュニケーションに問題のある社員の育成におすすめです。

⑧タイムマネジメント研修

タイムマネジメントとは、時間の使い方を見直して、生産性の向上や業務負担の軽減を実現する能力です。タイムマネジメント研修では、以下のようなカリキュラムが採用されます。

  • 時間管理術の講座
  • 優先順位についての講座
  • 自身のタイムスケジュールの見直し

このカリキュラムによって、社員の生産性が向上したり、社員に問題を解決する力が身についたりする効果が得られます。無駄な作業が原因で社員の負担が増えている、と感じる会社におすすめです。

⑨チームビルディング研修​​

チームビルディング研修では、よい成果が出せる能力が高いチームの育成を目的としています。チームの能力を上げるためには、個人のレベルアップが必要です。そのため、多くのチームビルディング研修では、以下のようなカリキュラムが組まれています。

  • チームメイト同士でのディベート
  • 社外の施設にチームで宿泊する研修
  • ボールなどを用いたゲーム形式の研修

得られる効果は、能力の高いチームが育成できるだけではありません。個人の能力も高まるため、チーム業務以外で活躍できる人材も育ちます。1つの業務にチームで対応する方法を採用している会社におすすめです。

⑩ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキングとは、論理的な思考を指します。例えば、課題を客観的に見て、情報や証拠をもとに解決策を導き出す際に役立ちます。そうしたロジカルシンキングを身につけるのを目的としたのが、ロジカルシンキング研修です。ロジカルシンキング研修では、以下のようなカリキュラムが組まれています。

  • 説得力のある話し方
  • 問題と課題の違い
  • 帰納法と演繹法を用いた文書の作成と活用シーン

なお、ロジカルシンキング研修では、複雑に入り組んだ情報をシンプルにまとめるために、フレームワークを数多く学びます。例えば、ピラミッドストラクチャーや帰納法などです。初心者でもフレームワークに当てはめれば、ロジカルシンキングができるようになるでしょう。論理的な問題解決に苦手意識を感じている人や報告内容に問題のある従業員を抱えている会社におすすめです。

おすすめの社内研修を実施するには

社員それぞれのポジションにおすすめのカリキュラムで研修を実施するには、いくつかの大切なポイントがあります。一人ひとりのスキルや知識を高める内容にするには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。ここでは、おすすめの社内研修を実施するための手順やポイントを解説します。

解決すべき問題や課題を明確にする

はじめに、解決すべき問題や課題を明確にします。研修の本質は、現在抱えている問題の解決です。例えば「社員の知識が不足している」などの課題に対して、知識を学習する講義を実施すれば解決が可能です。課題や問題点を明確にしなければ、効果的な研修は行えません。

おおまかな構成を考える

続いて、大まかな構成を考えます。解決すべき問題や課題を設定しているので、それらを解決するための道筋を作るイメージを持つと考えやすいでしょう。注意点としては、いきなり細部を埋めないことです。いきなり細部を考えると時間がかかるので、まずは大まかな構成から考えましょう。

詳細を埋めていく

大まかな構成が決まったら、次は詳細を埋めていきます。計画の段階で、どこまで細かく決めるかは重要ではありません。しかし、細かく決めておくほど本番の進行がしやすくなるでしょう。また、この段階で時間配分も決めておくのをおすすめします。1日に詰め込みすぎず、1つのテーマが終わるごとに休憩を挟むのがポイントです。

研修後の対応を考える

最後に、研修後の対応を考えます。研修後の対応とは、研修の効果の測定と内容の振り返りです。効果の測定は、受講者を対象としたアンケートやテストで行います。一方、内容の振り返りは、研修を実施中にメモをとっておくと、振り返りに役立ちます。これからの業務や次回の研修に役立つので、怠らずに行いましょう。

おすすめの社内研修までに講師がしておくこと

おすすめのカリキュラムで社内研修を実施するためには、研修の手順やポイントを押さえておくのは重要です。そのうえで、研修講師が準備しておかなければならない点もいくつかあります。社員の方々が、おすすめのカリキュラムの社内研修に意欲を持って参加できるように、講師を務める方はぜひ参考にしてください。

資料の作成

研修本番で使う資料は、念入りに作成しましょう。資料があると、研修時に理解が高まる効果があるのはもちろん、研修後も手元に資料があれば業務に役立ちます。資料は、パワーポイントで作成するのが一般的です。最近では、動画形式の資料を準備するケースも増えてきました。

本番では、参加する社員と資料を共有しながら研修を進めると、より社員の理解が深まるでしょう。

会場をおさえる

本番までに研修の会場はおさえておかなければなりません。どんな会場でも、予約しないと使えない場合がほとんどです。たとえ、社内の会議室で行う場合でも予約は必要です。また、会議室によって予約可能なタイミングが異なります。前日の予約でも問題ない場合もあれば、1週間〜1ヶ月前からの予約が必要な場合もあります。

「予約が間に合わず会場が用意できない」などのトラブルを未然に防ぐためにも早めの対応を心がけましょう。

自己紹介を考える

講師を担当する場合は、自己紹介も考えましょう。自己紹介には、自分が何者かを知ってもらえるだけでなく、アイスブレイクや研修の概要を知ってもらう効果もあります。氏名だけを述べる講師と、ユーモアを交えて場の雰囲気を和ませられる講師では、受講者に与える印象は大きく異なるはずです。

おすすめの社内研修を成功させるためのポイント

社内研修を成功させるためのポイントは2つあります。ただ講師が一方的に話しているだけでは社員の理解度は深まりません。なぜなら、ビジネスにおいてはアウトプットが重要だからです。研修から得た学びを「話す」「書く」「説明する」など、具体的な行動に反映させなければ、せっかく研修に参加しても理解度が低いまま定着しません。

ここでは、研修を成功させる2つのポイントについて説明します。

体験学習を交える

「研修」と聞くと座学をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、研修の種類は座学だけではありません。受講者に実際に体験をしてもらったり、アウトプットしたりする研修があります。例えば、ディベート研修やゲーム形式の研修などがあるでしょう。

座学が知識を習得するのに対して、体験学習はスキルを習得します。どちらも積極的にメモを取る、質問をするなど、受け身ではなく主体的に学習することでで、研修内容の理解度が高まります。

引用:体験学習 | 社員研修・人材育成用語集

冒頭で研修の目的を述べる

研修の冒頭では必ず目的を述べてください。例えば、今からプログラミング研修を行う場合「今から行う研修は、皆さんにプログラミングへの理解を深めてもらうために行います。皆さんのサービスは、●●という言語でシステムを作成しており、基礎知識がないと、業務に取り組むことはおろか、上司に分からないことを質問することもできない可能性があります。まずは、プログラミングの概要から説明します。プログラミングとは…」のように目的から述べていきます。

最初に、何を学ぶための研修なのかを知っておくと、知識の定着がしやすくなるでしょう。先に結論を伝えるやり方は、PREP法というわかりやすく伝えるためのテクニックでもあります。研修でも使えるので、ぜひ活用してください。

社内研修の企画や実施が難しい場合は外注もおすすめ

どうしても社内の人材だけで研修の企画や実施が難しい場合は、外注をおすすめします。知識と経験が豊富な代行会社のスタッフが、研修の準備から実施までのすべてを代行してくれます。また、外注するメリットとして、豊富なコンテンツの提供や教育のプロが講師をつとめる点が挙げられます。費用はかかりますが、質の高い効果的な研修を行ってくれるでしょう。

まとめ

この記事では、おすすめの社内研修についてくわしく解説しました。社内研修は、内容によってそれぞれ得られる効果が異なります。社員の育成や、会社の成長のためにどのようなメリットがあるかを見極める必要があるでしょう。

とはいえ、自分の会社におすすめの研修はそう簡単に見つかりません。研修についてお悩みの方は、ぜひキューズフルにお問い合わせください。豊富な種類の研修コンテンツから、貴社に最適な研修プランをご提供いたします。

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