サポート事例多数!キューズフルは、採用・教育・労務・経営を成功に導く、人材不足に悩んでいる方のためのお役立ち企業です。

転職活動のステップ3:やりたい仕事を明確にしようのアイキャッチ画像

転職活動のステップ③:やりたい仕事を明確にしよう【無料ワーク資料付き】

目次

あなたの「やりたい仕事」は明確ですか?

翔太さんはこれまでの自己分析を通じて、自分の強みを整理することができました。しかし、自己分析は転職活動のゴールではなく、あくまでスタート地点です。
ここから先は、具体的に「どんな仕事をしたいのか?」を明確にする作業が必要になります。

「やりたい仕事がはっきりしていないけれど、とりあえず転職したい」と考えていませんか? しかし、それでは応募企業を選ぶ基準が曖昧になり、結果としてミスマッチが起こる可能性が高くなります。

翔太さんもまさにこの状態。自分の強みは理解できたものの、どんな仕事に活かせるのかを深く考えたことがありません。次の会話から、転職に向けてどのような点を見直すべきか考えてみましょう。

翔太さんと美咲の会話

翔太さん:行動力、適応力、創造力。これが俺の強みって自己分析で分かったんだけど、この3つをアピールすれば、どんな会社でもすんなり受かる気がするんだよね。

美咲さん:ちょっと待って、それって“やりたい仕事”とは関係あるの?

翔太さん:うーん、まだ決まってなくてさ。新しい業界にチャレンジしてみたい気持ちはあるんだけど、知り合いもいないし、情報収集がなかなか進まないんだよね。

美咲さん:それなら、最近CMで話題のあの会社なんかどう?成長企業だし、面白そうじゃない?

翔太さん:うーん、でも俺は会社のブランドとか、業界のイメージだけで決めたくないんだよね。

仕事の種類を知ることから始めよう

「やりたい仕事」を明確にするには、まず 世の中にどんな仕事があるのかを知ることが大切です。

転職活動を進めるうえで、「この仕事が自分に向いているのか分からない」と悩む人は少なくありません。
その理由のひとつが、「業界」と「職種」の違いを理解していないこと。

例えば、「IT業界で働きたい」と考えていても、エンジニア、営業、マーケティング、広報など、職種によって仕事内容は大きく異なります。そのため、まずは業種と職種の違いを整理し、自分の興味や適性と照らし合わせながら考えていきましょう。

① 幅広い視野で「興味の持てる仕事」を探す

「何となくこの会社が気になる」「知っている企業だから応募しよう」——このように企業ベースで仕事を探していませんか?
このような企業ベースの視点では、転職後に「思っていた仕事と違った」と後悔する可能性があります。気になる企業があったとしても、その会社で自分がやりたい仕事ができるとは限りません。

また、「やりたい仕事」が明確でなければ、「なぜこの会社を志望するのか?」や「自分にはどんな強みがあるのか?」といった応募時に必須のアピールポイントも曖昧になってしまいます。

そのため、まず世の中にはどのような仕事があるのかを知り、仕事ベースで選ぶことから始めましょう。

チェックポイント具体的なアクション
どんな仕事があるのか知る転職サイトや企業の採用ページで職種一覧をチェックする
興味がある仕事を見つける気になる職種をリストアップし、仕事内容を調べる
その仕事に必要なスキルを知るネットや書籍で情報収集し、求められるスキルを把握する
実際の仕事の雰囲気を知る転職フェアや業界研究セミナーに参加し、企業の話を聞く

「この仕事が気になる」と思ったら、深掘りしてみましょう。こうしたリサーチを進めることで、漠然としていた「やりたい仕事」が具体化されていきます。
最初から一つに絞る必要はなく、いくつかの選択肢を持っておくことが大切です。幅広い視点を持ち、自分に合った仕事を探してみましょう。

② 業種と職種をしっかり区別する

転職を考えるうえで、「業種」と「職種」の違いを理解することが重要です。

分類説明具体例
業種企業が展開している事業の種類IT業界、製造業、小売業、広告業界 など
職種企業内での具体的な仕事内容営業、マーケティング、エンジニア、広報 など

たとえば、「事務職を希望している」という場合でも、以下のように業務内容が異なります。

職種仕事内容
総務社内の環境整備、備品管理、社内イベント運営などを行う
人事採用活動、社員教育、労務管理などを行う
経理会社のお金の管理、決算業務などを行う
広報企業のイメージ向上のためのPR活動などを行う

また、「クリエイティブな仕事がしたい」と考える人も、デザイナーやイラストレーターだけではなく、以下のような選択肢があります。

職種仕事内容
商品企画新商品のコンセプトを考え、開発チームと連携する
マーケティング市場調査を行い、効果的なプロモーションを企画する
イベントプランナー展示会や販促イベントを企画・運営する

こうした違いを理解しないまま転職活動を進めると、「思っていた仕事と違った」と後悔することになりかねません。また、自分に合った仕事を見つけるためには、「業界」よりも「職種」を先に決めるほうが選択肢が広がります。
「業界」ありきではなく、「どんな仕事をしたいか?」という視点で職種を選び、それを実現できる業界を探すのがポイントです。

考え方ポイント
業界ありきで考える「○○業界で働きたい!」→ その業界の職種を調べる
職種ありきで考える「○○の仕事がしたい!」→ その職種がある業界を調べる

③ 世の中にどんな職種があるかを把握する

職種とは、企業内で担当する具体的な仕事の種類を指します。同じ業種の企業でも、職種によって仕事内容や求められるスキルが大きく異なります。
たとえば、製造業の企業には「研究開発」「生産管理」「営業」などさまざまな職種があり、それぞれの役割は異なります。

ここでは、求人情報でもよく見かける主要な職種について解説します。

主要な職種一覧

1. 企画・開発・技術系の職種
職種概要
研究開発(R&D)新しい製品や技術を生み出すために、専門知識や技術を活かして研究を行う。市場のニーズを先取りし、商品やサービスの開発を推進する。
生産・製造管理「ものづくり」の現場を支える職種。製品の生産工程の管理、品質管理、設備のメンテナンスなどを担当する。
情報システム(ITエンジニア)企業のITシステムを設計・開発・運用する。システムエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニアなどが該当する。
2. 営業・マーケティング・広報系の職種
職種概要
営業自社の製品・サービスを顧客に提案し、契約を獲得する。新規開拓営業、既存顧客対応のルート営業、法人営業、個人営業などの種類がある。
マーケティング自社の製品・サービスを売れる仕組みを作る。市場調査、商品コンセプトの立案、プロモーション施策の策定などを行う。
広報企業のブランドイメージや知名度を向上させるため、メディア対応やプレスリリースの作成、SNS運用などを担当する。
宣伝・広告TVCMやWeb広告、チラシ、パンフレットなどを活用し、自社の製品やサービスの認知拡大を図る。
3. 経営・管理・サポート系の職種
職種概要
販売・接客店舗などで顧客対応を行い、商品やサービスの説明・提案を通じて購買意欲を高める。
経営企画企業の経営戦略を立案し、成長を支えるための具体的な施策を実行する。経営資源(ヒト・モノ・カネ)の最適化を図る。
総務企業の円滑な運営を支えるため、事務管理や社内イベントの企画・運営、備品管理などを担当する。
経理会社のお金の流れを管理し、決算書の作成や税務対応を行う。正確な財務管理が求められる。
法務契約書の作成・審査、訴訟対応、コンプライアンス管理など、企業活動における法的リスクを管理する。
人事・労務採用活動や人材育成、社員の給与計算や社会保険手続きなど、人に関する業務を担当する。

職種の選び方のポイント

どの職種を選ぶかによって、求められるスキルや働き方が異なります。自分に合った職種を見極めるために、以下のポイントをチェックしましょう。

チェックポイント具体的な考え方
得意分野は何か?数字に強い→経理・マーケティング、対人スキルが高い→営業・人事
どんな働き方がしたいか?デスクワーク中心→総務・法務、外出や出張が多い仕事→営業・販売
将来どんなキャリアを築きたいか?スペシャリスト志向→研究開発・エンジニア、ゼネラリスト志向→経営企画
資格が必要か?会計士・税理士資格→経理、法律知識→法務、人事労務管理士→人事

POINT

「職種別採用」のメリットとデメリット

企業によっては、職種ごとに採用活動を行う 「職種別採用」 を導入している場合があります。職種別採用のメリット・デメリットを把握して、応募するようにしましょう。
特に 転職の場合、前職での経験やスキルが重視されるため、企業側が職種を指定して採用するのが一般的です。

メリット デメリット
✅ 自分の希望する職種に直結した仕事に就ける
✅ 専門スキルを活かしやすい
✅ キャリアアップの道筋が明確になりやすい
⚠ 転職後に職種を変更するのが難しくなる場合がある
⚠ 職種を限定すると応募できる企業の選択肢が狭まる


職種別採用では、「やりたい仕事」が明確になっていなければ、選考でアピールが難しくなり、再就職の道が厳しくなる可能性があります。
そのため、自己分析の結果から、転職活動時点での「やりたい仕事や職種」を明確にするようにしましょう。

④ 世の中にどんな業種があるかを把握する

転職活動を進めるうえで、自分が働きたい 業種 を理解することも非常に重要です。「業種」とは、企業が展開している事業の種類を指します。同じ業種の中にもさまざまな企業があり、取り扱う商品やサービス、ビジネスモデルなどが異なります。

自分に合った職種が見つかれば、次は、主要な業種とその概要を確認し、どの業界に興味があるのかを考えてみましょう。

主要な業種一覧

1. 生活・インフラを支える業種
業種概要具体例
農業農産物・畜産物・資材の生産を行う耕種農業、畜産農業 など
漁業水産動植物の採取や養殖を行う海面漁業、海面養殖業 など
鉱業天然資源(鉱物・原油・天然ガスなど)の採取・採石を行う金属鉱業、原油・天然ガス鉱業 など
建設業建物やインフラの建設・施工を行う土木建築工事業、電気工事業 など
製造業生活必需品から特殊な工業製品まで、多種多様な製品を製造・加工する食品製造業、繊維工業、化学工業、鉄鋼業 など
電気・ガス・水道業電気・ガス・水の供給やインフラ整備を行う電力会社、ガス会社、上下水道事業 など
2. 情報・サービスを提供する業種
業種概要具体例
情報通信業情報の伝達・処理・提供を行う。新聞・出版・広告なども含まれる通信業、放送業、情報サービス業 など
運輸業・郵便業鉄道・自動車・船舶・航空機などによる人や物の移動を支援する鉄道業、航空運輸業、倉庫業 など
金融業銀行や証券、クレジットカードなどを通じて資金の流れを作る銀行業、貸金業、証券業 など
保険業生命保険や損害保険を提供し、事故や災害に備える生命保険業、損害保険業 など
不動産業不動産の売買・賃貸・管理などを行う土地売買業、不動産賃貸業 など
3. 商業・流通・消費関連の業種
業種概要具体例
卸売業製造業者から商品を仕入れ、小売業者に販売する衣服卸売業、自動車卸売業 など
小売業一般消費者向けに商品を販売する百貨店、スーパー、コンビニ など
宿泊業宿泊や食事サービスを提供する旅館、ホテル など
飲食サービス業レストランや飲食店で飲食サービスを提供するレストラン、居酒屋、カフェ など
4. 人々の生活・社会を支える業種
業種概要具体例
教育・学習支援業学校教育・塾・習い事などの教育活動を提供する学校教育、学習塾、通信教育 など
医療業医療機関で診療や治療を行う病院、診療所、看護業 など

業種の選び方のポイント

業種を選ぶ際には、次のポイントを意識すると、自分に合った業界が見えてきます。

チェックポイント具体的な考え方
興味・関心どの業界に魅力を感じるか? 社会貢献度が高い業界が良いか?
適性・スキル自分の得意分野を活かせる業界は? 必要なスキルは?
将来性これから成長する業界か? AIやDXなどの影響は?
働き方ワークライフバランスは? 転勤や出張の有無は?

業種ごとに仕事内容や求められるスキルが異なります。下記のような流れで「どの業界に興味があるか?」 を整理し、自分に合う業界を見極めましょう。

  1. 主要な業種を理解し、自分の興味のある業界をリストアップする
  2. 業界の将来性や働き方の特徴をチェックする
  3. 希望する業界の情報を深く調べ、転職の方向性を明確にする

業界について理解を深めよう

「どんな仕事をしたいか」は見えてきたものの、「どの業界で働くべきか」がまだ決まっていない方も多いのではないでしょうか。

業界とは、 同じ業種の企業が集まり、共通の市場やビジネス環境を形成している社会のこと です。たとえば、「IT業界」にはソフトウェア開発会社や通信企業があり、「自動車業界」にはメーカーや部品供給会社が存在します。

業界研究を行うことで、以下のような疑問がクリアになります。

  • 業界ごとの特徴や市場規模、競争率などから、おおよその給与水準や安定して働けそうか?
  • 今後成長が見込める業界なのか?どんな企業があり、それぞれの特徴は何か?
  • その業界ではどんな職種が活躍しており、どの分野で自分のスキルや経験を活かせるか?

業界の全体像を把握することで、転職先の選択肢が広がり、自分のキャリアプランをより具体的に描くことができます。

① 業界研究の進め方

「業界研究」とは、特定の業界について詳しく調べ、特徴や動向を把握することをいいます。はじめのうちは、「この業界が面白そう」「成長している業界に行きたい」など、漠然としたイメージでも問題ありません。調査を進めるうちに、想像と現実の違いや、その業界ならではの魅力、自分の関心や適性に合った業界が見えてきます。

まずは、下記の基本ステップを踏んで、調べてみましょう。

業界研究の基本ステップ

ステップ具体的な行動
1. それぞれの業界の特徴を知るインターネット、新聞、雑誌、書籍などの業界一覧を活用し、全体像を把握する。
2. 気になる業界をピックアップする自分の興味のある業界をいくつか選び、「なぜ気になるのか?」を書き出してみる。また、関連業界にも目を向ける。
3. ピックアップした業界について詳しく調べるピックアップした業界のサービスの仕組みや種類、市場動向をリサーチする。「転職イベントや業界セミナーに参加して現場の声を聞く。」「その業界に知人や友人がいれば話を聞いてみる。」など行動の幅を増やしてみる。またどのような職種があるかも併せて調べる。
4. 情報を整理し、自分の適性を見直す業界の魅力や成長性を再確認し、改めて、自分のスキルや経験とマッチするかを考える。その業界で働く自分をイメージしてみる。
5. 働きたい業界を決めるいくつかの業界を比較し、希望する業界の優先順位をつける。

例えば、「IT業界に興味があるが、未経験なので不安」という場合でも、業界研究を進めることで「IT業界の中でも営業職なら挑戦できそう」といった具体的な方向性を見つけることができます。

自分に合った業界を見極めるポイントと優先順位の付け方

業界を選ぶ際には、「成長しているから」や「有名な会社があるから」といった理由だけでなく、 自分のスキルやキャリアプランとマッチするかどうか を考えることが大切です。

チェックポイント具体的な考え方
市場の成長性これから成長が見込める業界か? AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の影響は?
求められるスキル今のスキルで活躍できる業界か? 未経験から挑戦できる分野か?
働き方・ワークライフバランス残業が多いのか? 在宅勤務やフレックスタイムは可能か?
業界の安定性景気変動の影響を受けやすい業界か? 長期的に働ける環境か?

例えば、 IT業界は市場成長が著しく、スキルがあれば未経験からでも転職しやすいですが、トレンドの変化が速いため、継続的な学習が必要です。
一方、 製造業は長年の経験が強みになりやすく、専門知識を活かして長く働くことが可能です。

こうした業界ごとの特性を理解することで、自分に最適な選択ができるようになります。
また、リサーチした情報を整理して優先順位をつける際は、下記のように整理してみましょう。

業界候補魅力に感じるポイント懸念点・課題
IT業界成長市場であり、未経験からでも挑戦できるスキル習得が必須、競争が激しい
製造業安定した環境で専門スキルを活かせる海外拠点が多く、転勤の可能性がある
広告業界クリエイティブな仕事ができる納期が厳しく、労働時間が長い

こうして 「業界ごとの魅力」と「自分にとっての課題」 を整理すると、 本当に自分に合った業界が見えてきます。

② 業界を多角的に分析する

業界研究では、単に「どんな業界があるのか」を把握するだけでなく、より深く業界を理解することが重要です。
業界の特徴を掴むことで、志望動機や自己PRの裏付けにもなり、面接時にも説得力のあるアピールができるようになります。

業界を調査する際は、以下の視点を意識してみましょう。

  • 業界の顧客層は誰か? (法人向け or 一般消費者向け? どの年齢層が中心?)
  • 主な製品・サービスは何か? (その業界の企業はどんな商品を提供しているか?)
  • 求められるスキルや人材の特徴は? (未経験でも挑戦できるのか? 専門知識が必要か?)
  • 業界の将来性は? (今後成長が見込めるか? AIやDXの影響は?)

例えば、 飲食業界 はBtoC(一般消費者向け)で、接客スキルや衛生管理の知識が求められます。一方、 IT業界 はBtoB(企業向けビジネス)が多く、技術力や論理的思考力が重視されます。こうした違いを理解すると、自分がどの業界に適しているのかが見えてきます。

先輩の成功談:業界研究でキャリアが拓けた実例

小売業から製造業へ!視点を変えて新たな道を発見

「これまで小売業で働いてきたけど、もっと専門性を身につけられる業界に挑戦したい…」そんな思いから、改めて業界研究を行いました。
そして、消費者の視点を活かせる製造業のマーケティング職に転職を決意。

業界研究を通じて得た気づき

  • 小売業で培った「消費者目線」は、製造業のマーケティングでも活かせる
  • 製造業は未経験でも、営業や企画職なら挑戦しやすい
  • 成長分野であるため、キャリアアップの選択肢が豊富

結果的に、自分の強みを活かしながら新しい業界でのキャリアを築くことができました!
業界研究は、 「自分にどんな選択肢があるのか?」を考えるきっかけになります。
転職の幅を広げるためにも、気になる業界は積極的にリサーチしましょう。

POINT

業界の展示会を活用する

企業研究の一環で、業界の最新動向を知り、リアルな情報を得るには、 展示会や業界イベントへの参加がおすすめです。

展示会に行くメリット

✅ 業界のトレンドを把握できる → 最新技術や商品に直接触れられる
✅ 複数の企業を比較できる → 企業ごとの特徴や強みが分かる
✅ 実際に働く人の話を聞ける → 求人情報だけでは分からない職場の雰囲気を知る

希望業界の展示会に行くことで、各社の製品やサービス、独自の取り組みについて知れるだけでなく、他社との比較や業界の最新技術、企業の採用動向を直接知ることができます。また、社員がブースにいれば、どの企業の雰囲気を見ることもできるため、気になる業界の展示会情報をチェックし、転職活動に役立てましょう!

企業について理解を深めよう

業界研究を進め、興味のある業界が絞れてきたら、次は 「どの企業で働きたいか?」 を考えてみましょう。

業界が同じでも、企業によって社風・事業内容・求められるスキルは大きく異なります。例えば、同じ業界でも大手企業は安定した環境で専門スキルを活かせるのに対し、 ベンチャー企業では幅広い業務にチャレンジできるという違いがあります。

企業研究をしっかり行うことで、自分に合った企業を見つけやすくなります。

① 企業研究の進め方

企業研究とは、気になる企業の特徴や働き方を詳しく調べ、自分に合っているかを判断するプロセスのことをいいます。
企業研究は、最終的な転職先を決めるための大切なステップですので、下記の一般的な流れをもとに進めてみましょう。

企業研究の基本ステップ

ステップ具体的な行動
1. 興味のある業界にどんな企業があるか調べる大企業・中小企業・ベンチャー企業など、幅広く情報を収集する。各企業の特色についても調べる。
2. 気になる企業をピックアップする企業の特徴を比較し、「どこに魅力を感じるのか?」を整理し書き出す。自己分析の結果も参考にする。
3. 企業についてさらに詳しく調べる企業ホームページや会社案内、説明会、セミナーに参加し、実際の業務内容を確認する。店舗や工場などに足を運び、製品やサービスを実際に利用してみたり、先輩社員の声を聞いたりするのも有効である。
4. 収集した情報を整理し、比較する似たような企業と比較し、志望度を再確認する。その企業で働く自分を具体的にイメージしてみる。
5. 転職を希望する企業を絞り込む複数候補の中から、最終的に応募する企業の優先順位を決め、企業ごとに履歴書・職務経歴書を作成し、応募する。

例えば、「メーカーで働きたい」と思っていても、 「大手で安定した環境を求めるか?」「ベンチャーで挑戦的な仕事がしたいか?」 で選択肢が変わります。

企業を調査する際に注目すべきポイント

また企業を選ぶ際には、「知名度が高い」「給料が良い」といった表面的な理由ではなく、実際に働くイメージが持てるかどうかが大切です。

  • 企業の規模や事業内容 → 大企業か中小企業か? どんな事業を展開しているのか?
  • 企業の成長性・業績 → 業績は安定しているか? 将来性はあるか?
  • 職場の雰囲気・社風 → 会社のカルチャーは自分に合っているか?
  • 働き方や待遇 → 残業時間、福利厚生、キャリアアップの機会は?

例えば、 「成長性がある企業で働きたい」 なら、売上の推移や市場シェアを確認すると良いでしょう。
一方、 「ワークライフバランスを重視したい」 なら、残業時間や有給取得率を調べることが重要です。

企業を比較し、志望企業を絞る

企業研究を進めたら、 「本当に働きたい会社か?」 を見極めるため、候補を比較してみましょう。

企業名魅力に感じる点懸念点
A社(大手メーカー)安定性があり、福利厚生が充実新規事業の展開が少ない
B社(ITベンチャー)成長環境があり、裁量が大きい長時間労働の可能性がある

このように整理すると、自分にとっての 「理想の働き方」に合う企業が見えてきます。

POINT

先輩社員の話を直接聞いてみよう

企業のホームページや会社案内では、企業の基本情報や理念は分かりますが、実際の職場の雰囲気や社員の働き方までは見えてこないことが多いです。

そこで活用したいのが、 「先輩社員への直接訪問」 です。

先輩社員を訪問するメリット

職場のリアルな雰囲気が分かる → 実際に働く人の生の声を聞くことで、社風や職場環境を具体的にイメージできる
仕事のやりがいや課題を知る → 会社案内には書かれていない業務の実態や、仕事の魅力・難しさを直接聞ける
転職活動のヒントが得られる → 面接のポイントや、企業が求める人材像についてのアドバイスをもらえる

どのように先輩社員を見つけるか?

  • 友人・知人の紹介を活用する → 社会人の知り合いに話してみると、意外なつながりが見つかることも
  • SNSやビジネスネットワークを活用する → LinkedInやOB/OG訪問サービスを活用すると、より多くの人とつながれる
  • 企業のイベントや説明会に参加する → 会社説明会や業界イベントで、直接社員と話せる機会を作る

このように先輩社員の意見を直接聞くことは、企業ホームページや会社案内にかかれていない、貴重な会社選びの有力な情報源となるため、積極的に情報を集め、転職活動に役立てましょう!

② 企業を多角的に調べる

企業研究では、「なんとなく雰囲気が良さそう」「有名だから」という印象だけで判断するのではなく、実際にその企業で働く自分を想像することが大切です。

そのために、次のようなポイントを参考に、多角的な視点から情報を集めるようにしましょう。

企業研究のポイント

調査項目チェックするポイント
事業内容どんな業界で、どのような事業を展開しているか?
製品・サービス企業の主力商品やサービス、強みや競争優位性は?
経営理念企業の価値観やビジョンは、自分の考えと合っているか?
沿革設立から現在まで、どのような成長を遂げているか?
基本情報資本金、売上高、従業員数など、企業の規模感は?
業績の推移近年の売上や利益は成長しているか?
競合比較同じ業界の他の企業と比べたときの強みやポジションは?
企業の将来性今後の成長性はあるか? 市場の変化に対応できているか?
教育・福利厚生社員のキャリア支援や福利厚生は充実しているか?
社会貢献活動環境活動や地域貢献などのCSR活動に積極的か?
最新ニュース最近のプレスリリースや話題の取り組みは?
仕事内容希望する職種でどのような仕事ができるのか?
求める人材像企業が重視するスキルや適性は?

上記のようなポイントをもとに、企業の情報を整理し、比較しながら分析すると、より納得のいく転職先を選ぶことができます。

POINT

働き方の柔軟性をチェックしよう

最近では、 テレワークやフレックスタイム、副業制度など、多様な働き方を認める企業が増えています。
「どんな働き方をしたいか?」を考えながら、企業の制度も確認してみましょう。

リモートワークは可能か? → 出社とリモートの割合を確認
副業や兼業の制度はあるか? → 副業が許可されているかどうか
ワークライフバランスは整っているか? → 有給取得率や平均残業時間をチェック

もし情報が十分に得られなかった場合は、 面接時に直接質問してみる のも一つの方法です。

③ 企業研究シートを作成しよう

企業研究を進めていくと、さまざまな情報が集まります。しかし、情報が多すぎて整理できない…ということも。
そこで役立つのが、 「企業研究シート」 です。

企業研究シートを作成するメリット

企業ごとの特徴を比較しやすい
志望動機や自己PRを考える際に活用できる
面接時に話すポイントを整理できる

以下のシートを活用し、転職先の検討を進めましょう!

企業研究シートの項目と内容

項目内容
企業名企業の正式名称
業種名企業が属する業界・業種
事業内容企業の主な事業分野や市場での位置づけ
主な製品やサービス企業の代表的な商品・サービス
経営理念企業の価値観やビジョン
沿革企業の歴史や成長過程
基本情報資本金、売上高、従業員数など
ここ数年の業績売上推移や成長率
競合他社との違い企業の強みや業界内でのポジション
企業の将来性成長戦略や市場での展望
教育・福利厚生研修制度、昇進・評価制度、社内制度
社会貢献活動SDGs・CSRなどの取り組み
最近のニュース・トピックス最新の企業動向や話題の取り組み
主な仕事内容(職種)応募する職種の業務内容
企業が求める人材像企業が求めるスキルや適性
この企業に魅力を感じる点志望理由の整理に役立つポイント

企業研究シート(記入例)

項目内容(記入例)
企業名株式会社〇〇テック
業種名IT業界(ソフトウェア開発)
事業内容クラウドサービスの開発・提供、企業向けシステム構築
主な製品やサービスクラウド型CRMシステム「〇〇Cloud」、AIチャットボットサービス
経営理念「テクノロジーでビジネスの未来を創造する」
沿革2005年設立。創業当初は受託開発中心だったが、現在は自社サービス開発に注力。
基本情報資本金:10億円、売上高:300億円、従業員数:1,200名
ここ数年の業績売上成長率20%超。近年は海外市場にも展開。
競合他社との違い顧客ニーズに応じたカスタマイズ性の高さが強み。サポート体制も充実。
企業の将来性DX(デジタルトランスフォーメーション)市場拡大に伴い、さらなる成長が期待される。
教育・福利厚生社内研修制度、資格取得支援、副業OK、リモートワーク可
社会貢献活動地域のIT教育支援、環境に配慮したデータセンター運営
最近のニュース・トピックス2023年にアメリカ市場へ進出。新たにAI部門を設立。
主な仕事内容(職種)ソフトウェアエンジニア(開発職)、カスタマーサクセス(顧客支援)
企業が求める人材像新しい技術を学び続ける姿勢、チームワークを重視できる人
この企業に魅力を感じる点成長性のある市場、リモートワーク環境、研修制度の充実

このようなシートを活用することで、企業ごとの違いを整理し、より納得感のある転職活動ができるようになります。

企業研究シート(記入用)

以下のシートを活用し、気になる企業の情報を整理しましょう。

項目内容
企業名
業種名
事業内容
主な製品やサービス
経営理念
沿革
基本情報
ここ数年の業績
競合他社との違い
企業の将来性
教育・福利厚生
社会貢献活動
最近のニュース・トピックス
主な仕事内容(職種)
企業が求める人材像
この企業に魅力を感じる点

POINT

業界研究や企業研究に役立つ情報収集ツール

業界研究や企業研究を行う際、できるだけ多くの情報源を活用することが重要です。企業の公式サイトやパンフレットにはポジティブな情報ばかりが掲載されていることが多いため、企業の公式発表だけでなく、第三者の視点からの情報や実際に働く人の声など、さまざまな角度から情報を集めることで、より正確な判断ができるようになります。

下記のようなツールを使い、情報収集を行いましょう。

業界研究・企業研究に役立つ情報収集ツール一覧

ツール 具体例 活用方法
インターネット 転職サイトの業界研究ページ、企業公式サイト、ビジネスニュースサイトなどで、業界ごとの成長性や市場動向を調査する。
【ポイント】
複数のサイトを比較し、偏った情報に影響されないようにする。
・転職サイトの業界研究コラムを読み、業界ごとの特徴を把握する
・企業のプレスリリースをチェックし、最新の事業展開を把握する
・ビジネスニュースサイトで市場動向や企業の成長性を確認する
新聞・経済紙 日本経済新聞、日経MJ、朝日新聞、毎日新聞、東洋経済などの、一般紙や経済紙、業界専門紙を活用し、 企業のニュースや市場の変化を把握する
【ポイント】
新聞記事の企業動向をチェックし、将来性のある企業を見極める。
・企業の業績発表や市場動向を確認する
・M&A(企業買収)や経営戦略の変化をチェックする
・新商品や新サービスの発表情報を得る
ビジネス雑誌 週刊ダイヤモンド、プレジデント、日経ビジネスなどの、ビジネス雑誌を活用し、 特定の業界や企業の深堀り情報を得る。
【ポイント】
特定の業界や企業の動向を詳細に把握し、競争優位性を理解する。
・業界ごとの特集記事を読み、業界の競争環境を理解する
・企業の成功事例や経営戦略を深掘りする
書籍 業界地図、会社四季報、就職四季報、企業研究本など、業界研究に特化した書籍を活用し、 各業界の構造や企業ごとの特徴を詳しく調べる。
【ポイント】
業界全体の流れを理解し、自分に合う業界を見極める。
・主要企業の市場シェアや業績の推移を調べる
・各業界の成長性や課題を把握する
・過去の業界動向と今後の展望を確認する
各種調査レポート 帝国データバンク、東京商工リサーチ、総務省統計局、民間シンクタンクのレポートなど、調査会社が発表する業界動向調査、企業ランキング、成長企業リストを活用する
【ポイント】
企業の財務状況や成長性を分析し、安定した企業を選ぶ。
・企業の財務状況や信用力を調査する
・成長業界や新規事業のトレンドを把握する
・業界ごとの採用動向をチェックする
転職イベント・セミナー マイナビ転職EXPO、doda転職フェア、業界研究セミナーなどの企業説明会に参加し、 採用担当者や社員と直接話す機会を得る
【ポイント】
企業の実態を直接知ることで、公式情報だけでは分からない現場の雰囲気を把握する。
・採用担当者や現場社員と直接話し、企業文化を確認する
・企業の事業内容や職場環境についての説明を聞く
・転職市場の最新情報を収集する
企業口コミサイト・SNS OpenWork(旧Vorkers)、転職会議、LinkedIn、X(旧Twitter)などで、実際に働いた人の口コミを調べ、 企業文化や職場環境のリアルな情報を収集する
【ポイント】
現場の社員の声を参考にし、企業の実際の職場環境を見極める。
・実際に働いた社員の口コミをチェックし、企業文化を把握する
・企業の公式SNSをフォローし、発信内容から企業の雰囲気を感じ取る
・LinkedInなどで社員とつながり、リアルな情報を得る

情報収集のポイント

  • 1つの情報源に偏らず、複数のツールを組み合わせる
  • 企業の公式情報(HP・会社案内)と、第三者の視点(ニュース・口コミ)を比較する
  • 業界の最新トレンドを知り、成長性のある企業を選ぶ材料にする

情報を多角的に収集し、 「本当に自分に合う企業か?」を慎重に見極めましょう!

先輩の失敗談:公式情報を鵜呑みにした結果…

「女性が働きやすい会社」と書かれていたけれど…

「育児と仕事を両立できる会社で働きたい!」そう思って転職活動をしていた私は、会社案内やホームページにあった『女性が活躍!』『ワークライフバランス重視』という言葉に惹かれ、ある企業に入社しました。確かに、 産休・育休の制度は整っていたのですが、 職場の雰囲気はまったく違いました。

実際に働いてみて分かったこと

✔ 制度はあるが、 取得している社員がほとんどいない
✔ 子育てしながら働く社員への サポート意識が低く、肩身が狭い
✔ 仕事と育児を両立していた先輩社員も 次々と退職…

結果として、私も働き続けることが難しくなり、再び転職を考えることに…。「もっとしっかり企業研究をしていれば…」そんな後悔をしないためにも、公式情報だけでなく、実際に働く人の声を積極的に集めることが大切です。

企業が求める人材像を理解しよう!

企業が求める人材像は、業種や職種によって異なるものの、基本的に重視される能力には共通する要素があります。また、企業の採用ページや求人情報には、特に重視するスキルや適性が具体的に記載されていることもあります。これを理解することで、応募書類の作成や面接でのアピールポイントを明確にすることが可能になります。

ここでは、企業が求める人材像の共通点と、職種ごとの違いについて詳しく見ていきましょう。

① 社会人として求められる基本的な能力

ほぼすべての企業が、採用選考や入社後の研修・育成において重視する能力には、次のようなものがあります。

能力説明具体的なアピール例
職業観仕事に対する考え方や心構えを持ち、業務を主体的に捉えられる「これまでの経験を活かし、〇〇の分野で専門性を深めたい」など、自分のキャリアビジョンを明確に伝える
コミュニケーション能力自分の意見を適切に伝え、相手の話を理解し、良好な人間関係を築ける「チームでの業務経験」や「顧客対応の経験」など、具体的なエピソードを交えて話す
ストレス耐性プレッシャーのある状況でも冷静に対応し、前向きに業務に取り組める「困難な状況をどのように乗り越えたか?」という経験を整理し、アピールポイントにする
責任感自分の発言や行動に責任を持ち、任された業務を最後までやり遂げる姿勢がある「過去に主体的に取り組んだプロジェクト」などを具体的に伝える
ビジネスマナー社会人としての基本的な礼儀や、ビジネスに必要なマナーを身につけている「メール対応や会議での発言の工夫」「職場での円滑なコミュニケーションのための意識」などを話せるようにする
POINT応募する業界・企業ごとに、特に重要視されるスキルを把握する
自己PRや志望動機の中で、具体的な経験を交えてアピールする

② 企業ごとに異なる「求める人物像」を理解する

企業研究を進めると、企業ごとに 求める人材像」に特色があることが分かります。これは、企業の理念や事業戦略に沿った人材を求めているためであり、 転職活動の際には、企業が重視している能力を把握し、自己PRに活かすことが重要です。

POINT企業の採用ページや求人情報をチェックし、求める人物像をメモする
過去の求人情報や採用ページのアーカイブを確認し、一貫性を把握する
面接時に「求める人材像」に自分がマッチしていることをアピールする

企業ごとの求めるスキル・適性の具体例

企業がどのような人材を求めているのか?を具体的に見てみましょう。

例1:Web制作ディレクターを募集しているA社の場合

Tips

求人票に記載されている仕事内容

企業や個人のホームページを提案・制作し、顧客の課題を解決する仕事です。インターネットの技術が日々進化する中で、 常に好奇心や探究心を持って情報を収集し、お客様の課題に対して、新しい価値を提案できる人材を求めています。

求める人材像

創造力 → 既存のアイデアにとらわれず、新しい視点で価値を生み出せる
企画提案力 → クライアントの課題を分析し、最適なソリューションを提供できる
探究心 → 最新のWeb技術やデザインのトレンドに敏感で、常に学び続ける姿勢がある

どうアピールする?

「これまでに担当したプロジェクトで、新しいデザイン手法を取り入れた成功事例がある」、「最新のWeb技術を自主的に学び、業務に活かした経験がある」など、過去の経験をもとに、創造力・企画提案力があることをアピールする。

例2:パソコンインストラクターを募集しているB社の場合

Tips

求人票に記載されている仕事内容

パソコンやITスキルを身につけたい人をサポートし、指導する仕事です。幅広い年齢層の受講者に対し、相手の立場に立って、わかりやすく説明し、成長をサポートできる人材を求めています。また、様々なテーマに対する幅広い知識も求められるため、人とコミュニケーションを取ることが好きなだけでなく、未経験の分野にも積極的にチャレンジし、高い目標と向上心を持って仕事ができる方からのご応募をお待ちしております。

求める人材像

顧客対応力 → 受講者のレベルや理解度に応じた対応ができる
チャレンジ精神 → 未経験の分野でも積極的に学び、指導力を高められる
向上心 → 技術だけでなく、教育スキルも向上させる努力を継続できる

どうアピールする?

「接客業の経験を活かし、お客様のニーズに合わせた対応を行った」、「新しいIT技術を学び、社内研修で指導役を務めたことがある」など、顧客対応力・チャレンジ精神・向上心があることをアピールする。

上記のように、企業が求める人材像を理解し、自分の強みとどのように結びつくかを分析することが重要です。過去の経験やスキルを活かし、企業にどのように貢献できるかを具体的に示しましょう。

また、企業のビジョンや方針に共感し、それに沿った形で自身の強みをアピールすることも大切です。企業が求める能力を的確に把握し、自分自身の価値を最大限に活かせる転職を実現しましょう。

あなたの「やりたい仕事」についてもう一度深く考えてみよう

これまで学んだ内容を踏まえて、改めて 「やりたい仕事とは何か?」 を考えてみましょう。

転職を目指す翔太さんですが、まだ具体的な仕事が決まっていないのに、妙に楽観的です。さらに、自己分析の結果に満足するだけで、次にやるべきことが見えていないのも問題です。

翔太さんが見直すべきポイントは、次の2点です。

翔太さんと美咲の会話

翔太さん:行動力、適応力、創造力。これが俺の強みって自己分析で分かったんだけど、この3つをアピールすれば、どんな会社でもすんなり受かる気がするんだよね。

美咲さん:ちょっと待って、それって“やりたい仕事”とは関係あるの?

翔太さん:うーん、まだ決まってなくてさ。新しい業界にチャレンジしてみたい気持ちはあるんだけど、知り合いもいないし、情報収集がなかなか進まないんだよね。

美咲さん:それなら、最近CMで話題のあの会社なんかどう?成長企業だし、面白そうじゃない?

翔太さん:うーん、でも俺は会社のブランドとか、業界のイメージだけで決めたくないんだよね。

① 企業が求める人材像を意識していない

企業は「求める人材像」に合う人を採用します。翔太さんの強みが 「企業が求めるスキルや適性」と合致しなければ、どんなに魅力的でも採用担当者には響きません。そのため、下記の点に注意して、情報収集をしましょう。

企業の採用ページや求人情報をチェックし、どんなスキルが求められているのか確認する
「自分の強みを、企業の課題解決にどう活かせるか?」を考え、自己PRに活かす

自己分析で自分の強みを整理することは大切ですが、それを企業にどう伝えるかが重要です。

② 情報収集を怠っている

翔太さんは「知り合いがいないから情報が入らない」と言っていますが、 情報収集の手段は多岐にわたります。

転職サイトや企業の採用ページを活用し、業界や企業の特徴を調べる
新聞・ビジネス雑誌を読み、業界の成長性や市場動向を把握する
業界セミナーや転職フェアに参加し、採用担当者や社員の話を聞く
OpenWork(旧Vorkers)や転職会議などの口コミサイトで、実際の職場環境を調べる

情報収集を積極的に行うことで、興味のある業界や職種についての理解が深まり、「やりたい仕事」が見えてくるはずです。幅広く情報を収集する努力をしましょう。

翔太さんの「やりたい仕事」リスト

翔太さんは業界研究・企業研究を進めることで、 少しずつ「やりたい仕事」のイメージを持てるようになりました。現時点では 「なんとなく興味がある」程度でも問題ありません。

次のステップで具体的なキャリアプランを考えることで、より明確な目標が見えてくるはずです。

気になる業界やりたい仕事
候補1:卸売・小売業営業(取引先との関係構築・新規開拓など)
候補2:製造業マーケティング(商品企画・市場分析など)
候補3:情報通信業宣伝(広告・PR戦略の立案など)

まとめ

このステップでは、 自分に合った仕事を見つけるために必要な業界・企業研究の進め方 を学びました。
以下のチェックリストを活用し、理解度を確認してみましょう。

☑ 主な業種の特徴を理解し、どの業界に興味があるか整理できた
☑ 主な職種について学び、自分がやりたい仕事を明確にできた
☑ 業界研究の重要性を理解し、情報収集の方法を把握した
☑ 企業研究の進め方を学び、具体的な企業の特徴を調べられるようになった
☑ 企業が求める人材像を理解し、自分の強みと照らし合わせられるようになった
☑ 求人情報の集め方や、採用ページ・口コミサイトの活用方法を学んだ
☑ 業界研究を通じて、自分が働きたい業界を絞り込むことができた
☑ 企業研究を行い、自分に合った会社を見つけることができた
☑ 情報を整理し、「やりたい仕事」の方向性が見えてきた

「やりたい仕事」は、一度決めたら終わりではなく、経験や環境によって変化していくものです。
このステップで学んだ情報収集・分析のスキルを活かし、今後も柔軟にキャリアを考えていきましょう。

次の「ステップ4 自分のキャリアを考えよう」では、今回見えてきた「やりたい仕事」 をもとに、将来のキャリアプランを具体的に描く方法を学んでいきましょう。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

閲覧数の多い記事