雇用契約書または労働条件通知書とは?
「雇用契約書」および「労働条件通知書」は、企業が従業員と取り交わす重要な書類で、雇用関係における条件や取り決めを明確にするために作成されます。特に、雇用契約書は、従業員の労働条件や権利が記載されており、企業と従業員双方が合意のもとに業務を遂行するための基盤となります。
雇用契約書とは?
雇用契約書は、企業と従業員が正式に取り交わす労働契約の書面で、雇用条件や義務、権利などが詳細に記載されています。双方の署名や押印が必要で、法的効力を持つ文書です。
労働条件通知書とは?
労働条件通知書は、企業が従業員に対して労働条件を明示するための書類です。法律上、企業は従業員に対して、雇用の際に労働条件を明示する義務があり、労働契約の内容が適切に伝達されているかを確認するために用いられます。これは従業員への通知のための書類であり、双方の署名や押印は不要です。
記載される主な内容
どちらの書類にも、以下のような労働条件に関する項目が記載されます。
- 雇用期間:契約期間が有期か無期か。
- 勤務地と業務内容:どこで、どのような業務を行うか。
- 労働時間:勤務時間、休憩時間、残業の有無など。
- 賃金:基本給、残業手当、賞与などの支払い条件。
- 休日・休暇:法定休暇や有給休暇の取得条件。
- 解雇や契約解除の条件:契約解除や退職に関するルール。
参考イメージ
どのタイミングで回収するのか?
雇用契約書または労働条件通知書の回収は、人材開発支援助成金の申請において、対象者が適切に雇用されていることを確認するために必要です。企業が従業員を対象とした助成金を申請する際には、その従業員が適切な雇用関係にあることを証明するために、雇用契約書または労働条件通知書のコピーを提出する必要があるため、以下のタイミングでこの書類を回収します。
- 計画届申請の3ヶ月~1か月半前:助成金の対象となる社員が適切な雇用関係にあることを確認し、受講者として申請します。
書類の提出方法
書類の提出方法は2通りあります。
- メールでの提出:弊社担当者または「info@cuseful.co.jp」宛に、必要書類を添付し送信してください。
- 郵送提出:書類は下記住所まで郵送にてお送りいただけます。
【郵送先住所】
〒530-0038 大阪府大阪市北区紅梅町4-23 TM南森町ビル2F
株式会社キューズフル 研修・助成金サポート事務局 宛
よくあるご質問
Q. 雇用契約書と労働条件通知書のどちらを提出すればよいですか?
A. 基本的にどちらか一方で構いませんが、一般的には雇用契約書が法的な合意を確認できるため、優先されます。もし雇用契約書がない場合は、労働条件通知書で代替することが可能です。
Q. 雇用契約書や労働条件通知書が見当たらない場合、どうしたらいいですか?
A. 契約書や通知書が見当たらない場合は、雇用契約を結んだ際に交付されたかどうかを確認してください。また企業側が書類を用意していなかった場合は、速やかに作成して、対象の従業員に通知しましょう。フォーマットがない場合は、弊社フォーマットを共有することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q. 全従業員がこの書類を提出する必要がありますか?
A. 助成金申請の対象者に限って、雇用契約書または労働条件通知書の提出が求められます。申請対象者が複数いる場合、それぞれの書類が必要です。
Q. 労働条件通知書だけでは不十分ですか?
A. 労働条件通知書でも必要な情報が記載されていれば問題ありません。しかし、契約内容がより明確で法的に証明できるため、可能であれば雇用契約書を提出することが推奨されます。
お問い合わせはこちら
研修に関するご不明点や書類提出についての質問がございましたら、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。