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【リスキリングVol.6】リスキリングで身に付けるべき5つのITスキルとは

リスキリングとは、時代の変化にともなう技術革新に対応するための人材の再教育を意味します。DX化が進む現代で生き残るには、リスキリングで新しい知識やスキルを身に付けるのは必須でしょう。しかし、従業員にDXスキルを身に付けさせるために、パソコン関係の資格取得を取らせたいと思っていても、取るべき適切な資格がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、身に付けるべきITスキルや資格などを紹介します。ぜひ、今後の活動の参考にしてください。

リスキリングでITスキルをアップ

リスキリングを活用してITスキルを学ぶと、DX化が進む企業で活躍できる可能性が高まります。習得したITスキルを現在の職場で活かせれば、業務の効率化につながります。また、配置転換・キャリアップの可能性が出てきた場合にも、ITスキルの保持は大きなアピールポイントになるでしょう。学ぶべきITスキルは数多くあるため、ここから詳しく解説していきます。

ITの基本スキル

ITエンジニアには、仕事の内容や専門の分野によりいくつかの種類があります。どのような職種のITエンジニアでも必要なスキルで、知識の土台としておさえるべきものは以下の表の通りです。

領域必要な基礎知識
ソフトウェアOS、ミドルウェア、ファイルシステム、開発ツール、オープンソースなど
ハードウェアメモリ、プロセッサ、バス、入出力デバイス、入出力装置などコンピューターの構成要素など
データベースデータベース方式、設計手法、データ操作、トランザクション処理など
ネットワークネットワーク方式、通信プロトコル、データ通信と制御、ネットワーク管理など
セキュリティ情報セキュリティの種類、情報セキュリティ管理方法、情報セキュリティ対策手法、情報セキュリティ技術評価方法など

参照:IT技術者(ITエンジニア)に必要なスキルとは?

ITの基礎知識を身に付けるには、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営している「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」などの国家試験を活用して勉強する方法が効率的でしょう。

IT技術者が養うべきスキル

基本知識を身に付ける以外にも、IT技術者として養うべきスキルがあります。例えば、エンジニアのなかでも、経験が積まれていくとマネジメントを任されるようになるでしょう。プログラミングやシステム開発などのスキルとは別に、マネジメントスキルも養うべきスキルです。

また、プロジェクト管理能力も、エンジニアのキャリアパスとしては必要とされるスキルです。プロジェクトをスケジュール通りに進めたり、ITシステム開発のためにプロジェクトを推進させたりするには、プロジェクトマネジメント手法の習得が必要です。

リスキリングにおすすめのITスキル

ビジネスにおける変化に対応するためには、常に知識や技術を向上させていかなければなりません。リスキリングで、企業の取り組みに沿った技術を身に付けて業務に結びつけば、個人の成長だけではなく企業にとっても優秀な人材の確保につながります。ここでは、企業にとって重要な人材となるためのITスキルを解説します。

①プログラミング

プログラミングスキルは、DX化する業務上で必須のスキルです。なぜなら、プログラミングスキルを駆使できれば、自分でプログラムの組み立てが可能になり論理的な思考が身に付くからです。

また、依頼された仕事の見通しがつくようにもなるため、スケジュール管理能力が上がります。仕事をしていくうえで、大きなメリットになるスキルといえるでしょう。

②コミュニケーション

コミュニケーションスキルは、仕事を進めていくなかで非常に重要なスキルです。仕事はチームで行うものなので、良好な人間関係の構築は必須でしょう。業務を円滑に進めるうえで、チームワークが重要なポイントの1つであるのはいうまでもありません。

特に管理職などへの昇進を目指している方には、必須のスキルといえます。

③マーケティング

マーケティングスキルは、どのような手段で物やサービスを売るのかが問われるスキルを指します。SNSやインターネットが普及している現代だからこそ、デジタルマーケティングの習得は不可欠です。顧客行動や心理を学べば、物やサービスの流通を分析する力が身に付きます。

また、マーケティングの理解を深めるとフロントエンド開発への意欲も向上し、ユーザーが使いやすい構造が提案できます。

④データサイエンス

データサイエンスとは、プログラミングや機械学習などの理論を活用し、膨大なデータを分析するのが目的です。多くの企業や組織は、日々の活動の中で大量のデータを蓄積しています。しかし、それらのデータはそのまま活用することはできません。

有益な情報を集め分析し、結論を導き出してデータは活用できるのです。顧客の満足度をあげたり業務の効率化が期待できたりするので、分析する仕事を好む方は習得すべきスキルといえます。

⑤マネジメント

会社に所属し、現状維持のままでは成長が見込めません。ステップアップするためには、マネジメントスキルの習得が重要です。特に管理職を目指すのであれば、以下の能力が必要です。

  • 部下と円滑なコミュニケーションが取れる
  • 部下が最大限に能力を発揮できる環境
  • 効率的な目標達成までの計画

マネジメントスキルが習得できれば、まわりから一目置かれる存在になるでしょう。

リスキリングに使えるIT系資格

DX推進により、多くの企業ではデジタル人材の育成が必要とされています。企業が従業員にさまざまなIT資格の取得を推進すれば、従業員のさらなるスキルアップが図れるでしょう。業務の効率化が期待できるだけでなく、従業員の仕事に対するモチベーションの向上につながります。

リスキリングで資格を取得するならば、IT系が幅広い業務に役立ちます。ここでは、リスキリングで取得すべきIT資格を紹介します。

ITパスポート

ITスキルは、今後どのような仕事に就いても求められるスキルです。ITスキルと聞くと難しく感じるかもしれません。しかし、ITパスポートは比較的取りやすい国家資格の1つです。スキルアップのきっかけとして取得しておけば、今後の活動でITの基礎知識を持ちあわせているとアピールできるでしょう。

資格を取るための試験では、以下の点についての問題が出題されます。

  • セキュリティ
  • ネットワーク
  • AI
  • ビッグデータ
  • loT
  • プロジェクトマネジメント

情報社会を生き抜いていくうえで、今後必ず役に立つ資格です。

MOS

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)は、マイクロソフトが認定しているOffice製品に関する国際資格です。MOSを保有していれば、WordやExcel、PowerPointの知見があると証明できます。2022年時点で、累計受験者数が480万人となっており、社員のスキル向上のために多くの企業が受験を勧めています。

VBAエキスパート

VBAとは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能です。VBAエキスパートは、ExcelやAccessのマクロ・VBAのスキルを客観的に証明する資格です。マクロやVBAは、業務の効率化にも活用されているので、社内と社外どちらでもアピールするのに効果的でしょう。MOSよりも難易度は高く、取得までに1ヶ月〜3ヶ月の期間が要するといわれています。

BIツール

BIツールとはBusiness Intelligence Toolを意味し、莫大なビッグデータの中からビジネスパーソンの意思決定を支援するツールです。データ分析と可視化は、マーケティング活動において非常に役立ち、ビジネスにはなくてはならないツールといえます。誰でも簡単に扱えるポイントが、BIツールの大きなメリットでしょう。

AWS認定資格

AWS(Amazon Web Service)とは、Amazonが展開しているクラウドサービスを指します。インターネット上で使われているAWSクラウドサービスの専門知識やスキルの保有を証明できる資格が、AWS認定資格です。資格の難易度としては、専門知識認定へ近づくほど困難でしょう。しかし、取得できれば、業務の幅は拡大しキャリアアップにつながるので資格の1つといえます。

ITスキルを身につけるためのリスキリングサービス

企業がリスキリングを導入する際は、外部のリスキリングサービスの利用をおすすめします。なぜなら、リスキリングサービス会社は、業務の効率化支援だけでなく、自治体と提携したり助成金制度のサポートをしたりさまざまなサービスを提供しているからです。

従業員のスキルアップから人材不足を研修による教育で補うなど、企業にとって心強いサポートが期待できるでしょう。ここからは、よく利用される代表的なリスキリングサービス会社をご紹介します。

株式会社アイデミー

Aidemyは、個人で取り組めるプログラミングスクールです。図解やイラストなどを交えた解説動画があるので、理解しやすく継続できる工夫が施されています。コンテンツのわかりやすさやシステムの使いやすさが高く評価されています。データ分析やE資格取得、プログラミングなどを学びたい方は利用してみるといいでしょう。

参考;Aidemy

株式会社インソース

研修やコンサルティングを通して、働く方を最大限にサポートしている会社です。研修内容は、DX推進やマインドづくり、ニューノーマルなど最新の行動経済学を取り入れたコンテンツを数多く提供しています。高品質なコンテンツを廉価で販売しているため、年間の受講者数は70万人を超える勢いです。

参考;インソース

日本リスキリングコンソーシアム

日本リスキリングコンソーシアムは、個人から法人、居住エリアを問わずリスキリングができるサービスです。エントリーレベルから、AIスキルやマーケティングまでさまざまなプログラムが200個以上あり、誰もがスキルアップを目指せます。また、就労支援サービスも受けられ、幅広いサポートが展開されているのも人気の理由です。

参考:日本リスキリングコンソーシアム

株式会社キューズフル

株式会社キューズフルは、教育研修や採用支援などを行っている会社です。少子高齢化の影響で労働人口が減少している現代に必要なのは「採用を教育で補う」ことだと考えています。その方法の1つである「企業研修」を通して、企業に貢献し人材不足の問題を解決へ導いています。

  • 一般的な企業研修から各業種、各職種に特化したプロの外部講師による15時間の企業研修を1人あたり年3回受講可能です
  • 企業研修企画、講師派遣、助成金申請代行をワンストップサービスで提供いたします
  • 「研修・助成金サポート」を利用すれば、厚生労働省から研修費用の最大75%の助成が得られます。

このように充実したサービスが利用できるうえ、サポート体制も整っています。

参考:キューズフルグループ

リスキリングの誤解

リスキリングについては、まだ認知度が低いため内容を誤解されるケースがあります。ここでは、リスキリングでよくある誤解にどのようなものがあるか解説します。

IT人材育成が目的ではない

リスキリングは、企業のDX化の推進によるIT人材の育成が目的と思われがちです。しかし、IT人材の育成は1つの手段でしかありません。あくまで目的は、社内の業務効率化や事業成長です。リスキリングは「企業の価値を高めるために社員も成長してもらい、デジタル技術等を用いて、業務フローを見直す取り組み」といえるでしょう。

OJTとは異なる

リスキリングは「既存の業務に対応できるようになるための教育」であるOJT(職場内訓練)とは違います。リスキリングとは「新しい業務ができるようになるための教育」のため、基本的にリスキリングはOff-JT(職場外訓練:職場を離れた場所での研修や学習全般を指す)で行います。

社員のスキルや定着率を向上させるのはもちろん、人材不足による新規採用のコストを軽減する目的もあります。これからの時代は、リスキリングが主な人材教育の方法になるでしょう。

まとめ

ここまで、リスキリングで身に付けるべきITスキルについてご紹介しました。また、IT系の資格についてもお伝えしています。DX化が進むこれからの社会では、よりいっそうIT人材の教育が行われ、企業成長につながる動きが活発になるでしょう。

スキルの高い優秀な人材は、企業からも信頼と期待が寄せられ重要な存在であるのは間違いありません。ITスキルを磨くためには、研修などを受けスキルアップの努力が必要です。

数あるサービス会社のなかでも、株式会社キューズフルは豊富なサービスとサポート体制が整っています。従業員のスキルアップはもちろん、人材不足を研修による教育で補う企業をサポートします。また上記にあるような「ITパスポート資格」や「MOS」「VBA」「AWS認定資格」に関する研修実績や事例もございます。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。人材育成やリスキリングでお悩みの方は、ぜひ弊社の無料コンサルティングをご検討くださいませ。

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